当社で販売している商品の革は、出来る限り自然が生んだシワやキズを大切にし、
あくまでも革本来の表情を大切にしています。
余計な表面加工を出来るだけ抑え、自然の表情や手触りを考えて、仕上げています。
そのため、革本来の特徴である地肌のムラ(シワや筋など)、バラキズがそのまま表情として出ています。
また、なめした革独特の匂いもあります。革はキズが付きますが、それすらも一つの味となって馴染んでゆきます。使い込んでゆく内に革も程よく馴染み、色も深まり、形もくったりと変化していきます。
革製品の注意事項
- ※革の表面加工を抑えていますので、摩擦や水ぬれなどによって、衣類へ色移りする場合があります。
- ※衣類の染料が革に移ることもございます。(ジーンズ等)
- ※革に染みてしまった染料や、汚れは落ちない事が多々ございます。
- ※水分に弱く、シミ、水ぶくれの原因となります。
- ※特にうすい色の衣服でのご使用、使い始めの期間はご注意ください。
- ※色移りは革の表裏面ともにあります。※衣服が濡れている時は色移りが起きやすくなります。
- ※ベンジン、シンナーなどのアルコール系溶剤の使用や、水で丸洗いすることはおやめ下さい。
- ※気温や湿度の高い所に、長時間放置すると変形や変色、カビが生じる場合がございます。
- ※紫外線を長く浴びると、変色することがございます。
- ※床面(革の裏側)がみえる場所は繊維が、立ち上がる現象が生じます。
いわゆる毛羽立ちです。使い続けてゆく内に、革の床面が擦れてカスが落ちたり、服に付くことがございます。 - ※革の染色も、職人が手作業で行っているため、全てが同じ色に仕上がることはございません。
また、革質・革の厚みによって、染色の度合いが変わり、色の違いが生じます。 - ※鞄の作りは様々で、製作の際、やむを得ずミシン等の機材によって、革の表・裏面ともに製作の跡がつくケースがあります。
- ※一枚の革の中でも革質は均一ではありませんので、シワやキズの入り具合も同じ商品の箇所によっても異なります。
- ※革質を選び、製作の段階で形を整えておりますが、天然素材ゆえに、左右で革質が異なると出来上がりも均一な形を保つことが難しい場合もございます。
- ※内縫いをしている商品には、程度に差はありますが、糸が出ていたり、針穴が若干拡がっているものがございます。
お手入れ方法
- ○表面上の軽い汚れは、乾いた柔かい目の細かい布か、普通の消しゴムの綺麗な面でこすらず、軽く叩くようにして汚れをとることをお奨めします。
- ○撥水効果を持続させるために、1~2ヶ月に一度、汚れを落としてから皮革専用の防水スプレーをかけてください。
- ○水に濡れた場合は、素早く柔かい布で強くこすることなく、軽く叩くように水気をとり、風通しの良い所で陰干ししてください。
- ○汚れたまま高温多湿の状態で保管しますと、カビの原因になります。通気性の良い布や紙で包み、風通しの良い所で保管してください。
- ○紫外線の強いところで、長時間置いておくと色褪せの原因になりますのでお気をつけ下さい。